不動産を売却しようと不動産会社に査定を依頼すると、「高値づり」という行為をされることがあります。すぐバレる嘘のはずなのですが、うっかり引っかかってしまう人も少なくありません。どうすれば、高値づりに騙されないのでしょうか。
『高値づり』で媒介契約をゲットだぜ!

また、にゃんにゃん不動産に媒介契約を持っていかれてしまいましたー

あいつら、猫だから甘え上手なのかな


うちよりも、1千万円も高い査定額を出したらしいですよ

そんな高く売れるわけがないよ!

どうして、そんな高値を出せたんでしょうね

「高値づり」だね。にゃんにゃん不動産の連中も、そんなに高く売れると思ってないよ
高値づりとは不動産会社が契約を取りたいがために、わざと市場相場よりも高い査定額を提示することです。売主の「少しでも高く売りたい」という心理を突き、魅力的な金額で気を引きますが、実際には売れる根拠が乏しいのが特徴です。

そんなのインチキじゃないですか!なんでそんなことをするんですか
目的は「媒介契約」の獲得です。他社より高い査定額を提示すれば選ばれやすくなるため、契約欲しさに根拠のない高値を出します。成約させることより、まずは自社に任せてもらうことを最優先する業界構造が原因です。

でも、媒介契約を取ったもの勝ちだからね。選ぶのはお客さんだし
『高値づり』をすると売主はどんな被害を受ける?

高値づりに引っかかった売主さんは、どうなっちゃうんですか?

基本的に時間とお金を損するかな。売れない価格で売り出すし、売れなくて値下げをするはめになるし
高値づりに引っかかると、結局その価格では売れず、数ヶ月後に「大幅な値下げ」を迫られます。売れ時のチャンス(鮮度)を逃すだけでなく、「売れ残り物件」という悪い印象を与えてしまい、最終的な成約価格が相場より安くなるリスクがあります。

売れ残り物件だと、足元見られちゃいますよね。ふつうの価格で売り出すより、ちょっと安く売ることになるかも…

媒介契約の期間中に売却したいから、にゃんにゃん不動産はたぶん大幅な値下げを提案するよ!

困ったものねえ
どうすれば『高値づり』を防げる?見抜ける?

複数の不動産会社を比較して、1社だけ査定額が高かったら、お客さんも「変だ」と思ってほしいけどねえ
必ず複数社に査定を依頼し、1社だけ突出して高い場合は「高値づり」を疑いましょう。また、具体的な販売戦略がなく「高く売れますよ」と調子の良いことばかり言う担当者は、契約後に値下げを迫る可能性が高いと言えます。

でも、高い査定額を提示されちゃうと、嬉しくなっちゃうんですよね

簡単なのは「なんでそんなに高いんですか?」と聞くことだよ。ちゃんと根拠を話せるかどうかがポイントだね。自社の販売力とか、あいまいなことを言う人は信用できないね
高値づりを見抜くには、査定額の高さだけで会社を選ばないことです。提示された金額の「具体的な根拠」を詳しく聞き、周辺の成約事例や市場データと比較しましょう。高値のメリットだけでなく、売れ残るリスクを説明する会社は信頼できます。
『高値づり』を見抜け!おすすめの鋭い質問

高値づりかな?と思ったら、担当者に次のことを聞いてみて

うわ!面倒くさそうな売主!

高値づりを疑ってるからね。これくらいしなきゃ。「えーっと」と言って答えられなかったり、目をそらしたりしてるなら、高値づり確定だね。向こうも面倒臭がって逃げていくよ

さすがは、元悪徳不動産会社ですね!

悪い連中は手間をかけたくないからね。これで、ほかのちゃんとした不動産会社と契約できるよ
国土交通省は「査定根拠の明示義務」を強化しており、根拠のない高値提示は宅建業法違反となるおそれがあります。また、契約後に意図的な値下げを繰り返す手法は消費者庁からも問題視されており、実態調査や是正指導の対象となっています。最新の規制では、透明性の高い査定が強く求められています
第三十四条の二 宅地建物取引業者は、宅地又は建物の売買又は交換の媒介の契約(以下この条において「媒介契約」という。)を締結したときは、遅滞なく、次に掲げる事項を記載した書面を作成して記名押印し、依頼者にこれを交付しなければならない。
(中略)
2 宅地建物取引業者は、前項第二号の価額又は評価額について意見を述べるときは、その根拠を明らかにしなければならない。

法律に「根拠を明らかにしなければならない。」ってあるでしょ。遠慮しないで、バンバン聞いても大丈夫なんだよ
どうしよう『高値づり』に引っかかった…

高値づりに引っかかってしまったらどうしましょう?

まずは、ひとつずつ問題をチェックしていくことが大事だね

ここまでしなくちゃいけませんか

大事な不動産を守るためだからね。セカンドオピニオンは特に有効だよ


