不動産の売買では、まず目にするのが「財閥系」といわれる、大手不動産会社の名前です。三井のリハウス、住友不動産販売(すみふ)、三菱地所などは、誰もが知っている超有名企業といえるでしょう。不動産を売るなら大手に任せると安心?実はそうとも限らないのが実状です。
大手の不動産会社は高く売ってくれない?

また、にゃんにゃん不動産が強引な営業で問題になってます

営業熱心なのはいいのだけど、ほかの不動産会社も同じ目で見られたら困るねえ

大手の不動産会社に流れちゃったら、どうしましょう

まあ、不動産は大手に流れていくのが基本だから

圧倒的な広告力と「安心」というブランドを武器に、大手不動産には売却の相談と購入希望者が自然と集まってきます。買い手も大手サイトをまずチェックするため、よい物件ほど大手に流れるのが業界の基本構造です。

やっぱり大手の不動産会社のほうがサービスや売却価格がいいんでしょうねえ

そうとは限らないよ!だって、不動産は市場価格で売れるものだからね。
不動産は売買するときに売主と買主で価格のすり合わせを行うため、基本的に市場価格で取り引きされます。つまり、大手だろうと中小だろうと、売却価格に違いはありません。じゃあ、大手不動産会社に仲介を依頼するメリットには、どういったものがあるのでしょうか。
大手不動産会社が仲介をするメリット・デメリット

じゃあ、大手の不動産会社に仲介を依頼するメリットは何でしょうか
大手不動産会社に依頼する最大のメリットは、圧倒的な集客力と安心感です。膨大な既存客リストへすぐに購入を打診できたり、建物保証や設備検査などの手厚い付帯サービスがあったり、早く安全に取り引きをしたい人を強力に引き寄せます。
🏢 大手ならではの「3つの安心」
高いブランド力
財閥系の看板は最大級の安心材料。知っている会社なので安心と感じる
膨大な購入希望者リスト
自社の顧客リストが多い。レインズの登録前に「いますぐ買いたい人」を見つけられる
手厚いアフターサポート
雨漏りや設備故障の保証などに対応できるため、買主の安心感を高められる

ここまでちゃんとしていたら、よく知らない中小の不動産会社に依頼する人はいないのでは…?

いやいや、それはそうとは限らないんだ!
🌑 大手の裏に潜む「3つのリスク」
組織・ノルマ優先の対応
ブランド維持の社内規定が絶対。個別の事情より会社の利益やノルマが優先される
囲い込みのリスクがある
自社のリストで成約(両手仲介)させたいあまり、囲い込みを行うことがある
保証の条件が厳しい
手厚い保証は築浅・高品質な物件が対象で不備があれば対象外になる
囲い込み:自社の利益のために、両手仲介を狙って他社からの問い合わせなどを受け付けない行為。売主は高く売れる機会を逃すおそれがある

大手企業ならではの問題もあるんですね。

大企業の利益を保ち続けるのは、けっこう大変なんだよ
大手不動産会社には、自社だけで客を見つけようとして囲い込みを行う傾向があるといわれています。囲い込みは売主の利益を損なう行為ですから、不誠実な対応といえるでしょう。
いわゆる財閥系大手の不動産会社って、どんな会社?

結局、財閥系ってどんな会社ですか?

基本は、三井系、住友系、三菱系の不動産会社3社を指すね。これに新財閥の野村系の野村不動産ソリューションズ、東急電鉄グループの東急リバブルを加えたのが、メジャー5社だよ
🏢 不動産仲介・メジャー5社
大手不動産会社の場合、仲介を行う会社と、新築マンションを作る会社が分かれていることがあります。開発側の顧客リストも使えるのが、大手企業に依頼するメリットです。

大企業が大企業すぎて、まったく相手にならないですね…

でも、最終的に選ぶのはお客さんだから。高く売りたいお客さんなら、その期待には中小の不動産会社でも応えられるよ
大手不動産会社に依頼するときのポイント

大事なことは、不動産は市場価格で売れるということ。これは大手も中小も関係ないね。だから、どっちにも査定を依頼することが大事

そこは中小の不動産会社でも対抗できますね

あと、囲い込みのリスクを避けて、一般媒介契約を結ぶのも重要だよ
一般媒介契約:複数の会社に売却の仲介依頼する契約。他社と競わせることで囲い込みを防ぎ、情報の透明性を高める

一般媒介契約だとレインズの登録義務がありませんが

不動産会社にお願いすればやってくれるから大丈夫。ちゃんとお願いすることはお願いして、ダメなことにはダメということが大事だよ。自分が中心となってコントロールする必要があるんだ
大手不動産会社のブランドは信頼の証として利用しつつ、手綱はしっかりと売主が握っておくことが大切です。任せきりにしないで、細かく確認することで、大手と中小の競争を生み、高額売約へとつながる可能性があります。


