不動産会社は、依頼された物件を売ることで利益が得られます。どんな値段であろうが、売却したいのが不動産会社なのです。確実に売りたい不動産会社が用いる手口が「枯らし」です。不動産会社の秘密のテクニック「枯らし」を見ていきましょう。
売主を疲弊させる「枯らし」の手口

にゃんにゃん不動産に売却を依頼した売主さんなんですが、ほとんど反響がなくて困ってました

反響が少ないのは、売出価格が高すぎるからでは?

相場と比較しても、決して高すぎるということはなかったのですが

囲い込みをしてるのかな?

それにしても、反響が少なすぎる気がします

もしかして、にゃんにゃん不動産は「枯らし」を仕掛けているのかも…
「枯らし」とは、売主を精神的に追い詰め、希望価格を諦めさせる手法です。わざと宣伝を控えたり他社の客を断ったりして「まったく売れない状況」を意図的に作り出し、売主が不安で「枯れる」のを待つ、放置戦略のことをいいます。売主に売却価格を自主的に下げさせるために、「枯らし」を仕掛けるのです。「干す」という言い方をすることもあります。


なんでそんなことをするんでしょう!

確実に売却するためだよ。いろいろと手間をかけるより、価格を下げるのが確実な売却方法だからね
不動産会社が枯らせようと考える物件とは

どんな物件が「枯らし」のターゲットになるんでしょうか

ほっといてもすぐに売れる物件なら、売主を枯らせようとはしないよね。「囲い込み」が一番いいと思う
枯らしの対象になる物件には、次のような特徴があります。
- 専任、専属専任の媒介契約を結んだ物件
- 他社に物件を取られる心配がない。時間をかけて枯らせても大丈夫
- 売主が「急いでいない」と言った物件
- 不動産会社が時間をかけられると判断している。相続物件など
- 高値づりで高く売り出している物件
- 高値で売り出しているので、反響が少ない。売主が疲弊しやすい
- もともとすぐには売れない物件
- すぐに売れない物件なので、時間をかけて枯らしを仕掛けられる
- 買取もやっている不動産会社に依頼した物件
- 最終的に自社が買取するので、枯らしで価格を下げるメリットが大きい
枯らしとは、他社からの客付けを意図的に遮断し「反響ゼロ」の状態を偽装する行為です。数ヶ月放置された売主が「高く売るのは無理だ」と絶望(枯れた)した頃に大幅な値下げを提案し、確実に成約させる悪質な心理戦です。

完全に不動産会社の都合で決められてしまうんですね

売主の人となりも見られているだろうね
枯らしをされると、物件が最も注目される「売り出し初期」のチャンスを完全にドブに捨て、相場を大きく下回る価格で手放すことになります。また、売却期間が無駄に延びることで、住み替え計画の破綻や精神的な疲弊を招く実害があります。
枯らしを防ぐには、枯らしをされたらどうすればいい?

枯らしを防ぐにはどうすればいいんですか?

不動産会社任せにしないこと!
レインズの「売主専用確認画面」を頻繁にチェックし、他社からの問い合わせ履歴を確認してください。また、週ごとのポータルサイト閲覧数を数字で出させるなど、主観ではなく「客観的なデータ」の開示を強く求めましょう。

完全に信頼しないほうがいいんですね

信頼はドブに捨てよう。手続きをサポートさせるために、不動産会社を利用するんだ

枯らしをされちゃったときは、どうすんですか?

囲い込みの事実を掴んだら、違法だから契約破棄! 別の不動産会社と契約しよう

一括査定のサービスがあるから、複数の不動産会社のなかから少しでもましな会社を見つけるために利用するといいよ


