訪問査定とは不動産会社の担当者が物件に足を運び、実際に確認したことをもとにして査定書を作ることをいいます。机上査定(簡易査定)がデータをもとにしただけなのに対し、訪問査定は実際に物件を確かめているので正確に査定ができます。問題は、知らない人が家に来ること…。訪問査定は絶対に必要なのでしょうか。
訪問査定は査定の第2段階
不動産を売るときは、最初に机上査定を依頼して、次の段階で訪問査定を受けることが一般的です。

机上査定まではOKなのに、訪問査定だと渋る売主さんが多いんですよね

値段を知りたいだけなら、訪問査定までは受けたくないんじゃないかな
不動産会社に査定を依頼する人は、物件を売りたい人ばかりではありません。なかには、持ち家がいくらぐらいで売れるのか、興味半分で依頼する人もいます。興味半分で依頼したのに、訪問査定まで受けるのは面倒に思うかもしれません。

そもそも、よく知らない人が家に来るのは、イヤなもんだからね


でも、物件を売るなら、訪問査定が絶対必要だと思うんですけど!
実際に物件を売り出すのなら、訪問査定を避けるのは不可能です。正確な状態を把握せずに売り出すと、後で重大な不具合が見つかり、多額の損害賠償や大幅な値下げを招くリスクがあります。

そもそも、誰も確かめていない家を買う人なんているんでしょうか

いないでしょ!訪問査定は必要悪だと思って諦めてもらおう

なんにも悪いことはしません!
訪問査定は不動産会社を面接する機会

そもそも、訪問査定を仕方なく受けるものだと思うのは、すっごく損なので気をつけてほしいな

そうなんですか?

訪問査定は不動産会社が物件チェックをすることなんだけど、売主からは不動産会社をチェックする機会でもあるんだ

不動産会社を面接して選ぶ機会だと考えるんですね
👀 査定書を見る前に!担当者の「現場力」チェック
「家」を大切に扱っているか
カバンを床に直置きしない、壁や建具にむやみに触れない、スリッパを持参するなど。「他人の資産」を敬意を持って扱えるかは誠実さをあらわす
「こちらの事情」を聴く姿勢
一方的な会社自慢ではなく、「なぜ売るのか?」「いつまでに売りたいか?」を深掘りしてくれるか。売主の希望を無視した提案をしないかを確認する
「プロの目」で細部を見ているか
さらっと見るだけでなく、床の傾き、水回りの状態、窓からの眺望や騒音など、買い手が気にするポイントを的確にチェックしているかを観察する
「買い手」が好感を持つ人物か
清潔感はあるか、言葉遣いは適切か。「この人から家を買いたい」と思わせる魅力があるか。担当者の第一印象は、そのまま物件の成約率につながる
実際に物件を売り出すときは、不動産会社と媒介契約を結ぶことになります。訪問査定は媒介契約を結ぶ不動産会社を決める重要な機会になるのです。
訪問査定を受ける前にやっておくこと
物件を売ろうと考えている人は、訪問査定を受ける前にやることがいくつかあります。

まずは不動産会社の選定!
訪問査定を依頼する不動産会社は、基本的に机上査定をした不動産会社から選抜します。選抜のポイントは、「返信の速さ」「根拠の論理性」「デメリットの告知」がよいでしょう。メールや電話のやり取りを通じて「この人なら家を任せられる」と感じた2〜3社に限定するのがコツです。

あと、書類がそろっているといいですね
📁 訪問査定で用意したい重要書類
権利証・登記識別情報
「この家は私のものです」と証明する最重要書類
納税通知書
毎年4〜5月頃に届く書類。最新の「評価額」と「税額」がわかる
購入時の図面・図面集
正確な面積や壁の厚さ、設備の仕様がわかる。査定価格にも影響する

あとは、簡単な部屋の掃除だね。散らかっていても査定はできるけど、片付いているほうがやりやすいな

掃除にはどんな効果があるんですか?内覧じゃないのに
掃除をしても査定価格は変わりませんが、営業マンの「印象」を左右します。汚れが酷いと「手入れが悪い」と判断され、保守的に見積もられるリスクがあるのです。不具合を隠していると疑われることもあります。適度に片づけて、すみずみまで見られるようにしましょう。

どうせ内覧のために片づけるから、掃除しておくといいかな
また、訪問査定では雨漏りや設備の故障など、物件の不都合なこともを隠さず話すことが大切です。売却後に発覚すると売主は責任を問われます。

訪問査定が終わったら、正確な査定価格が出てくるよ。だいたい1~2週間かかるから、楽しみに待ってよう!


