不動産を売るときには、仲介という方法と、買取という方法があります。仲介はよくある売主から依頼されて買主を見つけて取り引きする方法。それに対して買取は、売主から不動産会社が不動産を買う方法です。ただ、相場よりすっごい安い価格になるので、不動産会社が儲けすぎでは?と思ってしまうのですが、どうなんでしょう?
仲介はノーリスク、買取はハイリスクなんだ

買取価格が安すぎる!と売主さんから文句がついちゃいました

まあ、相場よりだいぶ安く買うからね。だいたい2~4割くらいかな。相場の70%を目安にしてもらえるといいんだけど
買取は不動産会社が売主から、直接買い取る取引方法のことをいいます。一般的な仲介の取引と比べると、買取の価格は相場の60~80%くらいになります。

それでも、不動産屋がぼったくりすぎ!っていわれちゃいます

相場どおりに買い取っちゃうと、ボクら不動産会社の利益が出なくなっちゃうんだけどなぁ
不動産会社は買い取った不動産を、リフォームしたり、更地にしたりして、買主が見つかるように手をかけて再販売します。不動産を買い取っただけでは利益になりません。

仲介はノーリスクで買取はハイリスクなのに、ぼったくり扱いは悲しすぎます

広告費や人件費はかかるから、ノーリスクはいいすぎだけどね
買取と仲介の違いを比べてみた

買取と仲介を比べると、次の表のような感じになるね
| 比較項目 | 仲介 (Chukai) | 買取 (Kaitori) |
|---|---|---|
| 買主 | 一般の個人 | 不動産会社(プロ) |
| 売却価格 | 相場通り(100%) | 相場の60〜80%程度 |
| 仲介手数料 | 必要(3%+6万+税) | 不要(直接取引) |
| 売却期間 | 3ヶ月〜1年以上 | 最短数日〜数週間 |
| 内覧対応 | 何度も必要(掃除必須) | 1回(査定時)のみ |
| 契約不適合責任 | 負う(修理義務など) | 免除される(現状渡し) |

少しでも早く売りたい!という売主さんなら、買取はけっこうなメリットがありますね

安くなるけどね!期間と価格のバランスで決めよう!
買取ってそんなに万能じゃない

すぐに売れるかどうかわからない、という物件なら買取で早く取引を済ませるという方法もありますね

そこは微妙!誰も欲しがらない物件は、不動産会社だっていらないんだよ

不動産会社は転売のプロフェッショナルです。売れない物件は、リスクでしかないため、誰も欲しがらない物件は不動産会社も手を出せません。

買取はハイリスクだから、少しでもリスクを下げるために、みんなが欲しがる物件がいいんだよ、結局

じゃあ、やっぱり不動産会社はぼったくってるのでは…

リスクはあるんだよー。所有しているうちに価値が下がったり、気づかなかった瑕疵があったり。思ったように売れないこともあるから

リフォーム次第で売れるかも、買ってくれる買主に心当たりがるなど、不動産会社ならではの思惑も影響するよ

同じ物件でも買い取る不動産会社と買い取らない不動産会社があるわけですね!

そういうこと。だから、買取を不動産会社に相談するときは、何社かに声をかけるのがおすすめだね
不動産会社も常に自社資金で買い取るとは限りません。多くは銀行から融資を受けて購入します。そのため、銀行の評価が低い物件や情勢次第では、融資が通らず買取を断られたり提示額が下がったりすることもあります。

手早く済ませたいのに、結局、手間がかかるんですね

でも、売れるかどうかわからない査定額と違って、買い取りの価格はほぼ決まってるから、一番高い不動産会社に売るって方法が通用するよ
買取を相談するときに注意すること

買取を依頼するときに、注意することって何ですか?

よくない不動産会社もいること

やっぱりいるのか

買取は仲介ではないから仲介手数料がいらないんだけど、こっそり手数料を請求する会社があるよ

セコすぎませんか!

買取かと思ったら、別の不動産会社へ売る仲介ということあるな。これだと仲介手数料が発生する
不動産会社が買い取る場合、仲介手数料は不要です。もし、買取なのに「手数料3%がかかる」といわれたら、買取ではなく別の業者に転売する仲介か、単に無知な売主から二重に利益を取ろうとしているセコい会社です。ご注意ください。


